知識プロバイダにおける意図理解法
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概要
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人と人, あるいは人と機械が円滑なコミュニケーションを実現し, そのコミュニケーションを通じて新たな知をつくりあげていくには, 各自が持つ知識や情報などから構成され, 話者間で共有される場が必要となる。我々はこのようなコミュニケーションの場を提供することを目的として知識プロバイダの研究を行なっている。知識プロバイダは, コミュニケーションの支援, 活性化を目的とし, 人との対話の制御を行なう会話制御部, 話者の持つ意図を状況に応じて適切に把握する意図理解部, コミュニケーション活性化のための知識を情報収集部から提供される情報から自律的に構成する知識オーガナイザ, 各部からの要求に応じて必要な情報をネットワーク情報や常識等に関する知識ベースから収集する情報収集部, ユーザに提示する知識の表現形式を適切なものに変換する表現変換部から構成される。本稿では, このうちの意図理解部が持つ機能の1つである話者の漠然とした意図をより具体的なものとするための手法に関して述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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