回転操作を用いた3次元ポィンテイング装置

概要

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3次元の対象を扱うソフトの増加に伴い、3次元インタフェース用のデバイスの必要性が高まっている。並進運動・回転運動各々3自由度計6自由度をもつ3次元運動を入力するデバイスとしては、遠隔操作のマスターハンドをはじめ多くの研究がある。コンピュータのキーボードの横において手軽に使用するデバイスとしては、・自然なインタフェースで3次元の運動を入力できる。・広い操作空間を要しない。・手を離しても余分な動きをしない。などの性質を持つことが望ましい。テバイスは、運動量そのものを入力するマウス型と運動方向を入力するジョイスティック型に分類される。マウス型のテバイスとして、リンクタイプのデバイスや磁気・超音波を利用したデバイスが知られている。[1, 2, 4] それらの多くはdirect manipulation interface[3]を実現しているが、デバイスの位置・姿勢によっては回転運動を連続して入力できない事が多い。VRシステムの一つT_-visionは、ディスプレイ手前にある球を回転する事で地球上の任意の場所を表示する。[5]球の回転を用いた入力方法は、デバイスの姿勢によらず3次元空間の回転を入力できる特徴がある。ここでは、ジョイステイック型のデバイスで、球を回転させる事で3次元回転運動を入力する方法及び評価結果について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

回転操作を用いた3次元ポィンテイング装置

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