IPSEC の鍵管理方式に関する考察
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概要
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インターネットの商業利用が本格化している昨今その安全性を確保するために, 多くのセキュリティ技術が研究・開発されている. なかでも, インターネット基盤を構成する上で欠かすことのできない IP (Internet Protocol) に認証機能や暗号機能を組み込んだ IPSEC (IP SECurity) は, 今後必要となる金銭情報や組織内機密情報, プライバシィ情報などを安全に交換できる標準プロトコルとして注目を集めている. しかし, この IPSEC を組織内ネットワークに単純に適応した場合, 組織内ネットワークの管理者は監視できない通信を許可することになり, 組織内機密情報の漏洩や組織内ネットワーク不適切な利用を管理できなくなるという問題が発生する. そこで, 本稿では IPSEC を組織内ネットワークで運用する場合に, 管理者が暗号通信を監視できる方式を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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