IDべース認証及び鍵交換方式
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概要
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ネッ卜ワークを介してユーザがお互いに情報を交換する場合、その通信を安全確実に行うためには、相互認証とデータの暗号化が必要となる。認証を行う方法にはゼロ知識証明を行うFiat-Shamir法が、データ暗号化の為の鍵の配送方法にはDiffie-Hellman型公開鍵配送法がよく知られている。ところでFiat-Shamir法は秘密情報を任意に選ぶ事はできるが、その性質上、公開情報を任意に選ぶ事はできない。公開情報は秘密情報より参照するユーザが多いので、公開情報の方を任意に選べるほうが情報管理には有利である。そこで本方式ではFiat-Shamir法とDiffie-Hellman型公開鍵配送法を結び付ける事により、公開情報を任意に選び、それを基に秘密情報を生成し鍵配送を行う方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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