ユーザ属性情報を利用したセキュアイントラネットの構築
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概要
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インターネットを利用した企業内情報交換が普及するにつれ, 情報漏洩などに対するセキュリティ導入の必要性が高まっている. その対策として暗号技術の導入が進んでいるが, 従来のような個人単位の復号可能者指定方式では, 復号可能な者の指定が個人単位になっており, 企業における所属部署や役職の指定による情報の送付・開示形式にそぐわない. そこで我々は, 暗号する際に復号可能な者の条件として, 氏名のような ID だけでなく所属部署や役職といったユーザ属性情報を指定できる暗号方式を提案してきた. これにより, 情報の漏洩防止, ユーザ認証, アクセス制御を兼ね備えたセキュリティシステムの構築が可能となる. 本稿では, この暗号方式を利用した暗号・アクセス制御の WWW への適用について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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