索引マップを用いた自由探索学習支援
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概要
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自由探索学習は, 学習者が主体的な探求活動を行い発見的な立場に立つことにより, 探求の方法とともに, 構造化された対象領場の内容を習得していくことができる. 地球環境問題の場合, (1)地球環境問題のメカニズムを理解する. (2)地球環境問題に伴う・影響を理解する. (3)地球環境問題に対する対策を探る, といったことが学習目標としてあげられるが, この領域はまだ研究が始まったぱかりの分野であり, 複雑な因果関係が明確に解明されているわけではない. 情報の選択・操作を通した自由探索型学習環境は, 解明されつつある惰報を手がかりに, 学習者とシステムが一体となってこのような学習目標を達成する手段の一つとして有効であると考える. 本研究では, データベースの自由探索によって得られる大量の情報検索結果(ドキュメントの集合)を学習者に効果的に提示するために, 対象領域の概念体系を表す用語木を用いてドキュメントの概念構造を分析し, 「索引マップ」として可視的に表現する. さらに, 個々のドキュメントと利用者が入力したキーワードとの関係に焦点をあわせ,「学習者ビュー」を動的に編集する. これによって, 個々のドキュメントがキーワードのどのような側面に焦点をあわせたものであるかという視覚的把握を可能にする.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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古賀 真澄
学習情報通信システム研究所
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伊藤 佐智子
学習情報通信システム研究所
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下井 文彦
学習情報通信システム研究所
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福永 真美
(株) 学習惰報通信システム研究所
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古賀 真澄
(株) 学習惰報通信システム研究所
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下井 文彦
(株) 学習惰報通信システム研究所
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井上 弘隆
(株) 学習惰報通信システム研究所
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岸本 令子
(株) 学習惰報通信システム研究所
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伊藤 佐智子
(株) 学習惰報通信システム研究所
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