トランスダクション法を用いた回路の置き換えによる論理回路遅延最適化について
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概要
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トランスダクション法は、許容関数という概念に基づき回路内の潜在的なドントケアを有効に利用して形状変換と冗長部分の削除を行なう手法であり、回路の簡単化や遅延最適化に有効であることが知られている。しかし回路が大きくなるにつれて必要となる記憶容量と計算時間が増大するため大規模な回路全体に対して適用することは因難である。一方、近年のVLSI技術の発展に伴い、大規模回路に対する設計自動化の必要性が高まってきている。その際にはさまざまな制約が加えられるが、特に遅延に関する制約の要求が最近大きくなりつつある。そこで本稿では許容関数の性質を用いて回路中の複数のゲートとそれに付随する部分回路を同時に別の段数の少ない回路に置換することにより、回路の段数削減をはかる手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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