エラー補償型トランスダクション法による回路の最適化について
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概要
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近年のVLSI技術の進歩や計算機能力の向上にともない、計算機による論理回路設計は不可欠となっている。それにともない、数々の論理回路最適化手法が考案され、実用化されている。トランスダクション法は、与えられた回路に対してそれに含まれる冗長性を元に回路の変形削滅を行なう手法である。この手法は1970年代に開発されたものであるが、最近になってその性能が評価され、BDD(Binary Decision Diagrams)との結合により論理回路最適化の標準的な手法となりつつある。トランスダクション法の一手法として、エラー補償法と呼ばれるものがある。この手法も同時期に開発されたものであるが、これまでは文献[4]を除いて、利用した研究発表ははとんどない。これは、文献[4]にもあるように、計算時間が膨大であることが一つの要因であると考えられる。しかしエラー補償による最適化能力が強力である点は無視し得ない。本稿では、まずエラー補償の概要を示し、その改良法について主に高速化の観点から考える。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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