分散開発(UNIX環境)における成果物共有化の一方式
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概要
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Uターン現象による人材の分散化や労働者派遣の浸透による一括請負作業の増加などにより、ソフトウェア開発現場においても、各地域に分散した開発形態が徐々に増加している。この分散開発では、作業場所が異なるため各開発拠点での作業状況が捉え難いことがあったり、成果物の管理に食い違いが生じたり、作業方法の違いなどトラブルが顕在化しやすい。したがって、異なる作業場所間で一つのチームを構成し、共同でソフトウェア開発を推進するために幾つかの問題を解決する必要がある。これらの問題のうち、成果物の管理に関し、汎用機系においては中央に成果物を集中管理する形態を取り解決しようとしている。一方、UNIX系では各拠点内で集中管理することが可能ではあるが、拠点間では分散した形で管理されている。したがって、UNIX系ではその集中管理に変わる成果物の管理機構としての仕組みが必要である。そこで本稿では、UNIX環境において、成果物の分離により発生する問題を解決するための成果物共有化の一方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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