Griesの導出法によるObject-Z仕様からのプログラム導出
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概要
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Object-Z(VDM,Z)などの集合に基づいた形式的仕様記述言語は,概念的なモデルで仕様化するシステムの状態空間を表現し,その状態空間に作用するオペレーションを定義するものである.これらは概念的な設計が可能なものである.その反面,これらの仕様記述言語は"looseness"を持つ.たとえば,インプリメントのデータ構造を規定しない,論理和などで記述された仕様の実行順序が非決定的であるなどがある.このような問題により,これらの仕様は,実行不可なものである.本稿では,これらの問題点を解決するための1つのアプローチを提案する.これを検証をするために仕様記述/導出実験を行った.実験例として,"ソフトウェア仕様記述と設計に関する第4回国際ワークショップ"の課題の1つである図書館問題を取り上げる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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谷津 弘一
日本ユニシス株式会社ソフトウェア開発部
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染谷 誠
日本ユニシス株式会社ソフトウェア開発部
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宮崎 比呂志
情報処理振興事業協会
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染谷 誠
日本ユニクス
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山崎 誠一
NTTソフトウェア研究所
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谷津 弘一
日本ユニクス
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宮崎 比呂志
富士通
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