システム要求分析技法C-NAP IIと支援ツール : (IV)支援ツール
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概要
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最近,システム開発の上流工程の分析・設計作業を支援するツール-いわゆる上流CASEツール-が注目を集めている.構造化分析で用いられるデータフロー図や実体関連データモデルなどの編集を中心とし,さらにそれらのドキュメントから形式的な言語を生成する機能を持つ.しかしながら,これらツールのいくつかは,それがベースとする分析・設計方法論を必ずしも陽に支援していないように思われる.そのため,単にドキュメンテーション支援機能だけが強調される傾向がある.我々は,独自のシステム要求分析法であるC-NAP IIを開発・適用している.これまでの適用を通じて,分析作業の実際にそくした支援ツールのあり方を検討してきた.その結果,ドキュメンテーション支援以上に,いつくかの重要な支援の必要性を見出してきた.現在その支援ツールの開発を行っている.本論文では,この支援ツールの開発にあたって,我々が取っている基本的な立場を述べたあと,ツールの機能を紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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橋本 恵二
富士通
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橋本 惠二
富士通株式会社
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宮成 功
富士通株式会社
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村田 芳和
富士通株式会社
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宮崎 比呂志
富士通株式会社
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藤川 泰之
富士通株式会社
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宮原 広行
富士通株式会社
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松原 泰昭
富士通株式会社
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藤川 泰之
富士通株式会社 Sdas開発部
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宮崎 比呂志
富士通
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