ベンチマークテストによるライブラリ内アルゴリズム選択

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概要

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この研究はソフトウェアが種々の計算機アーキテクチャや処理するデータのパターンに対し、自律的に自己を最適化するメタシステムの研究をアルゴリズム選択中心に考えたものである。ここでは同一処理を行なうアルゴリズムどうしのうち使われる状況に応じて最適なものを選ぶメカニズムについて述べる。例えば最短路問題、文字列検索などアルゴリズムが多種あるもののうち処理するデータごとに最適なものを選び出し、それを実行させることで効率の向上をねらう。実現法としてはライブラリを同一処理をまとめたインターフェースとし、ライブラリ内の複数のアルゴリズムを引数の特徴によって選択するメタシステムを作る。このメタシステムはリフレクションの機能と同様にその実行状況によって最適化を行なうものである。しかしリフレクションと異なりコンパイラ、OSなどのシステムに手を加えるのではなく、アプリケーションで使われるアルゴリズムをこれらに適合させることで性能向上をめざすものである。
1992-09-28

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