並列化支援システム「Parassist」の試作 : 並列化支援方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
共有メモリ型並列計算機に対して、既存のFORTRANプログラムの並列化を支援するシステムParassist(Parallelization Assist System)における並列化支援方法について述べる。従来のプログラムを実行性能が上がるように並列化するためには、大粒度の並列実行可能な計算を検出しなければならない。そのためには、対象手続き内だけの解析や静的な解析の情報のみでは不十分である。そこで手続き呼び出しにまたがるデータフロー解析や実行時の情報、ユーザの情報などが必要である。これらの情報を収集し、並列化可否を判断し、並列化可能な場合はコンパイラが並列オブジェクトを生成できるような指示文を挿入したソースプログラムを作成するのが並列化ツールの目的である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
関連論文
- スーパーコンピュータにおけるコンパイラの最適化(パラレル・アルゴリズム)
- Fortran最適化の強化 : 出力依存が要因となる強連結部の解消によるベクトル化変換方式
- 共有ウィンドウと動画を用いた遠隔マルチメディアプレゼンテーションシステム
- MML環境における自動ファイル複製システム(2)技術的側面
- MML環境における自動ファイル複製システム(1)概要
- 遅延実行によるマイクロ・メインフレーム結合の拡張とその適用
- ワークステーションのユーザ・インタフェースで大型計算機のアプリケーションを操作するシステム : 機能と構成
- ワークステーションのユーザ・インタフェースで大型計算機のアプリケーションを操作するシステム : 概要
- 並列化支援システム「Parassist」の試作 : 並列化支援方法
- 数値シミュレーション用プログラミング言語DEQSOL
- マルチメディア会議システムRTPにおけるリアルタイム録画再生方式
- マルチメディア会議システムRTPと電子白板との組合せによる教育への応用