交換サービス仕様の作成・検証支援システム

概要

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高度通信サービスを実現する通信ソフトウェアの大規模化に伴い、サービス仕様の誤りや曖昧さが原因で生じる工程の手戻りが及ぼす影響が増している。そこで、高品質なサービス仕様の早期確定が重要な課題となっており、支媛ツールに対する期待が高まっている。これまでのサービス仕様作成・検証システムとしては、抽象度の高いSDL(Specification and Description Language)仕様から詳細なSDL仕様を知識を用いて自動生成すろものや、作成した仕様を時相論理やペトリネットを用いて検証を行なうものがあるが、その多くが完全自動生成・検証を目指しており、詳細な知識定義が必要であったり、計算時間が膨大であるなど、実用には多くの技術的課題がある。本稿では、時相論理とSDLを用いてサービス使用作成・検証を支援する実用的なシステムとして、完全自動ではなく、人との対話作業を通して効果的な支援を行なうシステムを提案し、特に仕様作成誘導方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24