オブジェクトネットワーク上の実行処理でのインターフェースとプロトコル
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概要
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プログラムの実行方法は、行いたい処理内容に従い、直列的に処理を進めていく方法が考え方として簡単である。しかしこれは、行う処理の方法をシステムのインプリメントを行う前に確実に決定し、それに従った処理を行うことしかできない。これはシステムの並行処理化、処理の柔軟性という点において大変不利なものとなる。特にオブジェクト指向プログラミングにおいては、オブジェクトのクラスが階層的に定義され、データをその階層に応じて変化させることにより処理が進められていく。この場合、並行処理化を行うことは重要であり、また並行処理を行うことにより実行途中で、次に行うべきオペレーションの多様化が可能となる。しかし、システムの並行処理をそのまま行うことは大変無駄な労力を強いる可能性がある。これらオブジェクト間における実行処理のためのネットワークを作りそのネットワークに沿ってデータが変化することにより処理を進めていくほうが効率的である。また、これにより行う処理方法について柔軟性がでてくる。このような処理方式にて処理を進めていくためのオブジェクト間におけるインターフェースと、そのインターフェースのプロトコルについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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