コネクションマシンCM2上における大規模関係データベース処理の性能評価

概要

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これまで、関係データベースシステムの性能を改善するための研究が、数多くなされてきた。その中には、アルゴリズムの改良、専用ハードウェアの開発などが含まれているが、汎用の並列アーキテクチャマシンを利用するというのは、よく行なわれる重要なアプローチの一つである。アーキテクチャから見て、並列マシンは大きく二種類に分類することができる。ハイパーキューブマシン(iPCS、NCUBE)、マルチステージ結合マシン(BNN butterfly)、バス結合共有メモリマシン(Sequent、Aliant)などを含むMIMDマシンと、コネクションマシン、MPP、MasParなどを含むSIMDマシンである。これらのSIMDマシンは、小さなプロセッサを数多くという基本理念から、超並列マシン(Massively Parallel Machine)とも呼ばれる。並列マシンと関係データベースシステムという関係から見ると、MIMDマシンについては、これまでにも多くの研究がなされている。しかし一方で、コネクションマシンなどの超並列マシンによる研究は、今のところほとんど報告されていない。本論文では、我々が考案し実装したコネクションマシン上での大規模関係データベース処理について、処理時間の詳細を解析した結果を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

コネクションマシンCM2上における大規模関係データベース処理の性能評価

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