データベースを用いたCAIオーサリングシステムの開発
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概要
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現在CAIの分野の先端的研究は知的CAIを指向しているが、その本格的登場までは今しばらくの時間を要すると思われる。よって伝統的CAIの占める役割は今なお大きく、またさらなる発展の余地も残されている。その中でもフレーム型のCAIは構成・作成等が比較的容易であることもあり、より身近なレベルでの普及も期待される。近年、学習指導要領の改正が改正され、小・中・高校における教育の中でパーソナルコンピュータ等を活用することが要請されているが、適切な教材ソフトウェアの不足がその大きな障害となっている。CAIコースウェアを含む教材ソフトウェアの作成には、1)教育現場の経験と教材に対する知識、2)計算機の知識、特にプログラミングの技術の両方が必要である。従来、高い機能を持ち、柔軟なコースウェアはプログラミング言語によって開発されてきたが、後者のプログラミングスキルの比重が大きくなり、生産性が低くなりがちである。また作成が個人など小さな単位で行なわれることが多いことや、用いられる言語の種類によっては、作成されたソフトウェアはややもすれば互換性・移植性・流通性に欠けていることが問題になっている。以上のことから教材ソフトウェアの作成と標準化を支援するオーサリングシステムが不可欠なものとなる。本研究は、伝統的フレーム型マルチメディアCAIコースウェアの作成をデータベースによって支援するオーサリングシステムを実現することを目的とするものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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