Symmetry S81における結合演算の並列処理の性能評価

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概要

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関係データベース処理の中で、結合演算は、選択演算などの他の関係演算に比べて処理負荷が重いことは良く知られており、その処理負荷を軽減すべく今まで種々の結合演算処理方式が提案されてきた。なかでもハッシュ操作に基づく結合演算処理は、従来のソート処理に基づく方法に比べて高い性能が得られ、数々の研究成果が発表されている。一方、データベースマシンの分野では、処理性能の向上を目指し、並列処理技法を取り入れたアーキテクチャが多数考案されている。我々は、共有メモリマルチプロセッサマシン上での関係演算処理方式として、最も処理負荷の重い結合演算の実装について検討している。32MBの共有メモリ、18台のプロセッサ、8台のディスクから構成されるSequent社のSymmetryを用い、この上に並列処理技法を取り入れた結合演算処理方式を実装した。本稿では、その実装方式と性能評価について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

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