プログラミング言語P3Lにおける永続オブジェクト参照方式とその評価

概要

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オブジェクト指向データベース(OODB)として分類される商用データペースが5つを越えるベンチから供給され、利用者も徐々に増加するにつれ、ベンチマークテストや、実際のアプリケーションの実行結果から、ある種の分野におけるOODBの関係データベースRDBに対する優位性が確認されるようになった。この優位性の原因の一つに、データの仮想空間内における効率的なキャッシングがあげられる。RDBにおいては、I/O効率を最適化することが重要視され、データが主記憶に読まれた後、プログラミング書語からアクセスされる際の効率についてあまり考感されてこなかった。しかし、単にデータの検索をするだけでなく、そのデータベース中のデータに対して繰り返し多くの演算やナピゲーショシを行なう応用においてはプログラム言語から主記臆中のデータヘのアクセスを最適化することが重要である。逆の見方をすれば、バックエンドにRDBを用いた場合でもデータのキャッシュ方式に変更を加えることができれば、それらのアプリケーションにおける性能向上がはなれる可能性もある。本稿では、RDBと埋込SQLを用いたシステムと本研究室で実装した永続性を編えたプログラミング言語3PLのキャッシュ方式の違いを述べ、次に3PLで採用した「先行ポインタ検査方式」をPs-Algolに見られるポインタ検査方式と比較して得られた評価結果を報告する。3PLは、データベースプログラミング言語として使用することを目的とした、並列パーシステントプログラミング言語であり、C言語のスーパーセットとなっている。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

プログラミング言語P3Lにおける永続オブジェクト参照方式とその評価

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