履歴カウンタによるオンライン シンス・インクリメンタルファイルセーブ方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、データ管理は、座席予約システム、発券システムなど対象となる業務内容によって迅速な処理が要求され、データの即時検索/更新、障害発生時のデータ保証などを考慮しオンライントランザクション処理システム(OLTP)の導入が多く図られている。これらのシステムには、平滑な業務の遂行、データの保守などのためにシステム管理者が必要になる。システム管理者には、様々な業務があるが、ここでは、データの保守、特に媒体障害の復旧に関する作業に着目し、オンライン業務下で可能なデータファイルの退避手法について述べる。オンライン業務は、システムの特性上、顧客サービスの面から重要な要因の1つにシステム連続運転(24H365日)が必要になる。しかし、現状では、データを保守するためにデータファイルを退避媒体へ退避させる場合、システムを一時停止させオフラインで作業しなければならない(オフラインセーブと呼ぶ)問題点がある。そこで、システム稼働状態で可能な退避手法が望まれる。OLTPで使用するジャーナルリカバリ可能なデータファイルを対象に、退避データの削減が可能なシンス/インクリメンタルセーブ(起点となるセーブからの更新データセーブ機能)を可能としたカウンタ方式によるオンラインファイルセーブ機能(オンラインセーブと呼ぶ)について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
-
野崎 正治
(株)東芝 情報・通信システム技術研究所
-
近藤 純一
(株)東芝情報処理・機器技術研究所
-
森 良哉
(株)東芝府中工場
-
野崎 正治
(株)東芝府中工場
-
高桑 勇
(株)東芝府中工場
-
竹歳 明弘
東芝情報システム(株)
-
高桑 勇
(株)東芝 府中工場
関連論文
- QRMを備えた高信頼サーバ
- QRMを備えた高信頼サーバのソフトウェアアーキテクチャ
- ミッドレンジコンピュータでのOLTP高信頼化手法
- 高速OLTP環境を実現した新技術 (サ-バコンピュ-タDS6500シリ-ズ)
- Time Cop:QRMを備えた高信頼サーバのOSバグに起因するクラッシュ回避機構
- 追記型光ディスクファイルシステムの実現
- 条件実行制御を用いたVLIWにおける大域命令スケジュール
- VLIW計算機での手続き呼出最適化
- QRMを備えた高信頼サーバの設計と評価
- QRMを備えた高信頼サーバの試作と評価
- DS6500シリーズにおける高性能・高信頼性メールシステムの実現
- 履歴カウンタによるオンライン シンス・インクリメンタルファイルセーブ方式
- G8OOOシリーズマルチコンピュータシステムにおける共有ファイル
- DS6500シリーズにおける電子会議システムの運用管理
- G8000シリーズOS/Vクイックスタート機能
- スーパーマルチプロセッサDS6060(4) : 基本OS VMPの特徴
- スーパーマルチプロセサDS6060(2) : 対称型マルチプロセサの特徴
- 3. ハードウェアから見た命令セットアーキテクチャ 3.2 ミニコンピュータ・ワークステーションの命令セットアーキテクチャ (命令セットアーキテクチャ)
- Xウィンドウシステム連動処理の実現
- PCサーバ・クラスタ : アベイラビリティ (可用性) 向上をねらって