プログラム開発支援システムC++baseの構成

概要

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ソフトウェア開発のライフサイクルにおける各フェーズで生成される情報は,単にそれぞれのフェーズでのみ使用されており,フェーズ間での各種情報の効果的な利用が行われていないのが現状である.また,再利用の単位としてはオブジェクトコードレベルのものが多く,変更や拡張をユーザが行うことは困難である.本稿では,我々が研究・開発を行っているプログラム開発支援システムC++baseの構成について述べる.C++baseはソフトウェアライフサイクル内の,コーディング,テスト,デバッグ,運用,保守,再利用の支援を目的としている.C++baseでは,C++で記述されたソースプログラムから各種情報を抽出し,それらの情報をデータベースに格納する.現在,データベース管理システム(DBMS)としてオブジェクト指向DBMSであるVERSANTを利用している。ユーザはC++baseに問い合わせてデータベースに格納された情報を利用することにより,効果的なソフトウェア開発を行うことができる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20