設計方法論に基づいたCASEツールの落とし穴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
CASEツールは、開発の標準化や効率向上などを目的としており、その1つに方法論に従ったソフトウェアの開発を機械的に支援することがある。CASEツールによって支援される開発方法論に従う限り、標準の開発規約の範囲でスムーズに開発を行うことが可能である。一方、肝心の方法論自体がカバーする範囲が狭いことや現実に適用する際に不都合が生じる可能性を秘めており、実開発においては容易にこの方法論範囲からはみ出したり、矛盾に衝突したりする場合がある。本稿では、不完全ともいえる開発方法論に従順なCASE機能を実開発に適用する際に生じる不都合とその改善策について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
関連論文
- CASEツールによるJava言語プログラムの理解支援
- ユーザ定義を取り込んだプログラムパターンの翻訳
- Java言語、C言語プログラムパターンの翻訳
- CASEツールによるアセンブリ言語の支援技術
- CASEツールにおける上流から下流までの一貫性の問題と対策
- CASEツールにおける方法論の並列融合の構想
- 設計方法論に基づいたCASEツールの落とし穴
- ソフトウェア信頼度選定方式の検討
- 統合プログラミング環境(2) : 開発支援データベース
- 統合プログラミング環境(1) : CASE指向ソフトウェアモデル
- C-Prologコンパイラの開発(2) : 内部構造について
- C-Prologコンパイラの開発(1) : 設計思想について
- CASEデータ交換言語STLによる複数方法論の取扱い