CASEツールによるアセンブリ言語の支援技術
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概要
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ソフトウェア開発の生産性向上・効率化のために開発作業を一貫支援するさまざまなCASEツールが開発・提供されている。構造化分析手法を実現したCASEツールは、通常、システムの要求分析や仕様決定などの設計フェーズで適用される。この構造化分析・設計段階で作成された仕様書をもとにプログラム設計を行なっていく場合、高度な構造化記述が可能な高級言語で実装することにより、上流工程の構造化記述が保存される。しかし、細かいピット制御やフラグ制御が必要なローエンドのマイコン制御用ソフトウェア開発の分野で利用されるアセンブリ言語の場合、上流工程における構造化記述がプログラム設計段階で保存されず、設計手法の高度化との間に大きなギャップが生じる。本稿では、アセンブリ言語でのソフトウェア開発をCASEツールにより、支援する際の概略・詳細フローからプログラム変換、リバースエンジニアリングの問題や対策およびその効果についてCASEツールFORMULATORの実現方式をもとに述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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金子 博
株式会社 東芝
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松本 憲幸
株式会社東芝
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岡山 敬
株式会社 東芝
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松本 憲幸
株式会社 東芝
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岡山 敬
(株) 東芝
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松本 憲幸
(株) 東芝
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金子 博
(株) 東芝
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森本 順子
(株) 東芝
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森本 順子
株式会社 東芝
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