蓄積転送サービスにおけるディスク容量管理方法の考察
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概要
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電子ソフト流通に代表される情報流通サービスの電子化要求の高まりに伴い、データをファイルとして、ある期間ネットワークホスト上のディスク内に保存し、要求に応じて転送する蓄積転送型サービスの重要性が増してきている。蓄積転送サービスに用いられるファイルは、以下のような特徴を持つ。(1)ネットワーク通信における一時的な蓄積場所として機能するため、一定の寿命を持ち、また、ファイルの格納場所は、蓄積ホスト上でファイル転送処理を行うプロセス(以降サーバと呼ぶ)が意識するものであり、システム運用者が意識するものではない。(2)単純な文書などのサイズの小さなものから、画像や音声などの大きなサイズのものまで含む。従来のオペレーティングシステム(OS)は、これらの特徴を意識して設計されていないため、必ずしも蓄積転送サービスに対して有用な機能を提供しているとは言えない。蓄積転送型サービスに向けたOS機能の検討課題としては、ディスク容量の管理、リアルタイム性の保証、過負荷時の対処、ディスク使用効率の向上、フラグメンテーションの回避、生成削除の性能向上などが挙げられるが、本稿では、ディスク容量の管理方式に着目する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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