SGML文書を対象とする文書構造操作言語の提案
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概要
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文書記述言語の国際規格SGML(ISO 8879)の普及に伴い、作成した文書データを単に美しくレイアウトして印刷するだけでなく、文書の構造を利用したさまざまな処理を行うことに関心が集まりつつある。印刷・表示以外の応用としては、例えば文書データの持つ論理構造を組替えて別種の文書を生成する、文書データ中から必要部分を抽出してデータベースに自動投入する、等の処理がある。SGML自身は文書データの内容と構造を厳密に記述することのみを目的としており、その応用に関しては何も規定していない。特定の応用のみを目的とするシステムでは特にデータ変換を意識する必要はないが、自由度の高い処理系を構築しようとする場合には、SGML文書を応用目的に合わせたさまざまな形態に変換するための手段が必要になる。本稿では、SGML文書を入力として、その構造と表現形式を操作・変換するための言語として報告者らが開発しつつある文書構造操作言語について述べる。(以下、本稿ではこの言語を仮称の[chemical formula]sopで示す。)
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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