文書ドラフト形式支援システムNelumbo(1) : ドラフト形成プロセス
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概要
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近年、文書の作成過程を一貫して支援する文書処理システムに関する研究が、数多く報告されている。中でもWEは重要な先駆的研究である。WEは、文書の作成過程を表現するをオーサリング・モデル定義し、オーサリング・モデルに基づいて文書構造・文書エディタを設計することにより、実用的な文書作成支援環境を実現しようとした。WEのオーサリング・モデルでは、文書の作成過程を(1)アイデア蓄積、(2)論旨構成、(3)レイアウト生成の3つのフェイズに分類し、これらのフェイズが順に実行されることにより最終的な文書が作成されると定義している。このオーサリング・モデルは現在もなお有力であり、多くの文書作成支援システムの基礎となっている。しかし、現実の文書作成作業は、必ずしもWEのオーサリング・モデルに従うとは限らない。我々は、より現実的な観点からオーサリング・モデルとそれに基づく文書モデル(文書構造の定義およびエディタとの相互干渉モデル)を再定義し、更に実験システムNelumboを試作した。本稿では、我々のオーサリング・モデルと文書モデルについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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