実時間問題向きシェルrtKDLの開発(4) : 日本語表記によるルール保守機構
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概要
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プロダクションルールの日本語表記による保守機構について報告する。現在、エキスパートシステムは実用化が進んでおり、今後、利用分野の拡大とともに、身近なシステムになっていく状況にある。エキスパートシステムの動作は、目的分野の専門家からナリッジエンジニアが獲得した知識(プロダクションルール) によって決定される。しかし、構築されたエキスパートシステムは、その分野の専門家にとっては一種のブラックボックスである。これは、プロダクションルールが構築用ツール専用の知識表現言語によって表現されていることに起因する。従って、運用状況の変化に対応する場合には、エキスパートシステムの調整に、ナリッジエンジニアの手を借りなければならない。当社では、実時間問題向きシェルrtKDL[1,2]で構築したエキスパートシステムの運用支援として、日本語表記によるルール保守機構(以下、「日本語テンプレート」と呼ぶ)を開発した。本稿では、日本語テンプレートの特徴、構成、機能について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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