VPLによる推論システムVIS
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概要
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緊急時のセキュリティシステムでは時間資源に制約がある状況での推論をおこなう機能が要求される.この機能を実現するためにはあたえられた制約時間と推論をどこまで進めるかとのトレードオフを考慮するような推論制御をおこなう必要がある.これは実時間性を要求されるアプリケーションにエキスパートシステムを用いる場合の重要な課題となっている.このようなトレードオフをとりあつかう枠組を提供するものとしてVPL(Variable Precision Logic)があり,われわれはすでにこのVPLを用いた推論スキームに関して報告した.本稿では,VPLによる推論スキームを実際に計算機上で実現することによい時間制約下での問題解決をおこなうことを目的とした推論システムVIS(Variable precision logic Inference System)の構成について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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石川 裕司
セコム(株) セコムis研究所
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斉藤 宗昭
セコムis研究所 人工知能研究室
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田内 康之
セコムIS研究所 人工知能研究室
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田内 康之
セコム(株) セコムIS研究所
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斉藤 宗昭
セコム(株) セコムIS研究所
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