CAEソフトウェア間の有機的結合有限要素回路法用プリ・ポスト処理
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概要
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CAE(Computer Aided Engineering)を実現する上で、CAEソフトウェアの統合化と有機的な関連づけを十分に行う必要がある。最近、渦電流に作用する電磁力に対する応力解析も、重要となってきている。有限要素回路法は、任意の三次元形状をした薄板構造に外部磁場の変化により誘起される過渡渦電流解析をする場合、解析対象のみを要素分割すれば良く、まわりの空間も要素分割する必要もなく、人力データが比較的容易に作成可能である。しかしながら、本手法はインダクタンス,レジスタンスマトリックスを計算し、回路方程式を固有値展開法によって解くため、計算機の記憶容量,計算時間の関係上、あまり要素分割を細かくすることは経済的でない。一方、渦電流に作用する電磁力に対する応力解析は、細かい要素分割で行いたい場合があり、両方の解析を同じ要素分割で行うのではなく、解析タイプに応じて、要素分割の粗密を考える方が望ましい。そこで、上記の様な要素の細分化も考慮して、CAEソフトウェアの統合化と有機的関連づけを行い、その有効性を検討したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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谷口 俊幸
(株)東芝 総合情報システム部
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近藤 光昇
(株)東芝
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近藤 光昇
(株)東芝原子エネルギー開発室
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畑山 明聖
(株)東芝原子エネルギー開発室
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三木 信晴
(株)東芝重電技術研究所
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谷口 俊幸
(株)東芝総合情報システム部
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三木 信晴
(株)東芝
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