ワークステーション用性能評価シミュレータの試作
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概要
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ワークステーションがエンジニア分野だけでなくビジネス分野でも使われているが、ユーザは、良い操作性、豊富なアプリケーションのみならず、高いコストパフォーマンスを強く望んでいる。よって設計段階で、最適なハード、ソフト構成を決めるためには、システムを開発するに当たって性能を予測することが重要である。設計時に計算機の性能を評価しようとすると、メモリ参照の頻度、キャッシュのヒット率などのパラメータ値をあらかじめ与えて、シミュレーションにより性能予測を行なう方法が考えられる。しかしこれらのパラメータ値は、メモリ、キャッシュなどのハード構成やワークロードによって異なる。よって新規システムを設計する場合、これらのパラメータ値を予想して、性能評価をするのは困難である。本稿では、仮想計算機を構築して、その上でのプログラム実行をシミュレートすることにより、メモリ参照の頻度、キャッシュのヒット率などのパラメータ値を求めて、待ち行列モデルを使ったシミュレーションによりハード構成や、ワークロードの違いによる性能の差を評価する性能評価シミュレータについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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清水 敏夫
通信・放送機構 奈良リサーチセンター:松下電器産業(株)マルチメディア開発センター
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江村 里志
松下電器産業株式会社パナソニックコンピュータカンパニー
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清水 敏夫
松下電器産業(株)無線研究所
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松田 知英子
松下電器産業株式会社
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岡部 公治
松下電器産業株式会社
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江村 里志
松下電器産業
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江村 里志
松下電器産業株式会社
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清水 敏夫
松下電器産業
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岡部 公治
松下電器産業(株)メディア研究所
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