学生実習室におけるパソコン利用環境
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概要
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近年、情報関係学科を設置していない女子短大でも、社会的要請などから情報処理関連科目の設置、コンピュータ実習室の設置などが盛んに行われている。一口に情報処理教育といっても、その内容は計算機理論やプログラミングから、情報社会の一般常識程度のものまで多枝にわたっている。本学のような女子短大の場合、修学年数、就職先の職種などを考えると、惰報処理教育の現場では、プログラミング教育よりも、ワープロなどのOAソフトの助けを借りて、情報社会に向けて巣立つためのイニシエーションを行なうのが適当であろう。このような見地から、学生の実習用の環境は、ホストの端末ではなく、パソコンをベースとするものが適当である。また、OAソフト自体が教育の目標とならないようにするためにも、科目履修者以外の学生も自由意志でパソコンに触れられる環境作りも重要である。本学においては、図1に示したようなスタンドアロンパソコンを設置した学生用の実習室を2部屋用意し、授業並びに学生の個人利用に供している。ここでは、これらの実習室の利用環境を提供し、かつ利用状況を把握するためのシステム(SLIMS:Shoukei/Stand-alone Log Information Management System)を開発したのでその概要を報告する。(図2参照)
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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