知能処理向きオブジェクト指向言語に必要な機能に関する一考察
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概要
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オブジェクト指向言語の使用目的には大きく2つの流れがある。1つはOS,ネットワークなどシステム記述用、もう1つは知能処理用である。この2つではオブジェクトへの要求条件が異なる。前者のオブジェクトが実行開始時から構造が不変な静的なものであるのに対し、後者のオブジェクトは動的である。クラス構造,オブジェクトのクラスなどは、知識の変化に伴いプログラムの実行中にも変化しうる。このうち知能処理に必要な機能を考察する。オブジェクトの動的変更機能の他に、もう1つ重要なのが並列機能である。知能処理の分野では、分散人工知能に見られるように、問題分野に並列性が含まれるケースが多い。こうした問題をプログラムで表現するためには、言語に並列機能が不可欠となる。本稿では知能処理のためのオブジェクト指向言語に必要な機能として、オブジェクトの並列性とプログラム実行中の動的変更を述べ、実現の問題点として、2つの機能の干渉を議論する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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