複数の意味構造を持つユーザモデルを用いた問い合わせ理解
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概要
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文献検索システムにおける問い合わせ文にはあいまい性を含むことが多い。我々は、これまでに文献検索システムにおける問い合わせ文を理解する方法を提案してきた。問い合わせの理解を検索意図に相当するキーワード集合を抽出することであると考え、キーワードの検索効率を指標として定量的な評価を行ってきた。また得られた文献の検索効率を指標としてシステム全体の評価も行っている。我々は問い合わせを理解するためのアプローチとしてユーザモデルを導入し、ユーザモデルの表現方法、構築方法、利用方法を提案した。ユーザモデルは利用者ごとの検索意図を表す概念構造であり、利用者独自の言葉を理解するとともに隠れた検索要求を推論するのに用いる。本稿では、評価実験を通して明らかになったユーザモデルの問題点およびその解決方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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