分散協調信号制御における制御方式の評価
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概要
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マルチエージェントシステムの設計においては,複数の自律的に動作する個々のエージェントの行動戦略とシステム全体の振舞いとの関係を把握する事が重要である.また,システム全体として望ましい調和を実現するためには,エージェントの独自の目標達成に向けた行動により発生する各種の競合を,エージェント相互の情報交換に基づく協調動作によって解消する方式の確立が必要となる.本研究では,交通信号制御問題をマルチエージェントシステムによる問題解決の一つとして捉え,局所的な情報しか得ることできないエージェントが情報交換を行うことによりシステム全体の制御へ向けた協調動作を決定する方式について検討する.エージェントが隣接エージェントとの情報交換を基に次の状況を予測し,単独で制御を行うアルゴリズムについては既に検討した.しかし,交換情報の内容やこれを利用するためのエージェントの処理知識についての検討が不十分であった.本稿では,4つの制御方式について,エージェントが必要とする制御情報と知識について検討し,その効果を評価する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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