普通電力計の計器情報部分の抽出

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概要

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現在、電力量計に限らず送配電設備に対しては、主に人間の目視による巡視・検査が行なわれている。これには非常に多大な労力が必要とされているが、作業員の減少と今後の確保の難しさを考えると、画像認識による省力化が求められている。また、地中設置の配電機器の検査・点検の簡便化や、検査判断の高精度化に向けて、画像処理による手法が有効である。本研究では普通電力計の読み取り自動化を実現するための画像処理技術の一部として、計器情報部分の抽出を行なうことを目的としている。電力量計の型式、製造番号等の情報が全て独立した矩形の中に入っている計器のみを認識対象としているが、矩形の大きさ、位置などの組合せが異なっており、画像入力時の条件により、画像が傾斜してしまうこともある。本手法では、Hough変換と、縦線分と横線分の組合せによる探索から、画像自体の回転や、矩形の形・位置に関係なく、必要な全ての矩形を認識が行なえた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

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