中国語初級に対応した学習教材の開発

概要

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近年、ハイパーメディア、あるいはマルチメディアという用語が、外国語教育の分野で注目されるようになってきた。この環境下中国語教材を構築することが可能になった。現在、日本では中国語を学習する日本人が増えている。一般教室における中国語の学習は一人の中国人先生対多数の日本人生徒の形態になり、生徒の学習レベルを分けない状況が多く見られ、初心者にとって学習は非常に困難である。このため、日本人の初心者に対象し、中国語初級能力を養成するための個人学習教材"CHUNLI"を試作してきた。本教材は発音、文法、実用会話の三つから構成し、中国語の初級必修事項を網羅し、HSK(漢語水平試験)初級程度に要求される知識を十分に収録した。特にマルチメディア機能を考慮し、関連のある文法事項の連鎖拡大訓練、解説・例文と言い替え練習問題の充実、話す・聞く能力の重視、作文能力の開発、中国語に対する興味の喚起、情報の提供等に重点をおいて中国語初級習得事項への対応の充実を図る。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20