プログラムリストの点字・普通文字相互自動変換
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概要
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わが国には独自の情報処理用点字体系がある。これは、(1)一般に用いられている点字体系が多義的かつ文脈依存的でプログラムリスト等の記述には適さないこと、(2)諸外国の情報処理用点字体系では仮名文字に対応できないうえ、国内体系との整合性の問題もあること、から定められた。ところが、全盲者やそれに近い低視力者のプログラミング場面では、プログラムリスト等の点字による入出力はほとんど行われておらず、専ら音声出力が用いられている。こうした状況は、点字入出力装置が高価なうえに、既存の装置やソフトウェアでは同点字体系での入出力が十分にできないこと、などによる。だが、一般に、音声出力のみでプログラミングを行うことには無理があり、とくにプログラミングの初学者の場合は、確実な点字入出力の併用が望ましい。このような背景から、重度視覚障害者に対するプログラミング教育の環境の改善を目的に、プログラムリスト等を点字と普通文字との間で相互に適切に変換するソフトウェアの開発を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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