メニュー画面評価方法の検討
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概要
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人間とコンピュータとのより良いインタフェース環境の構築は、コンピュータシステムのトータル性能を向上させる重要な要素の一つである。より良いインタフェース設計の指針として、インタフェース・ソフトウェア設計ガイドラインがあり、これには、ソフトウェア設計で必要とされる機能が多数記されている。しかし、実際のソフトウェア開発で、それらのうちどの機能を盛り込むかは、ソフトウェアの商品性や経済性、設計者の嗜好等により決定されるため、ターゲットユーザを限定せずに開発されたソフトウェアでは、設計者の意図とユーザのソフトウェア使用感覚との間にアンバランスを生じていることが多い。この問題に対し、筆者らは、ガイドラインを用いた機能的評価とユーザの感覚的評価を統合することにより前述のバランス評価を行う、総合的評価方法を提案した。本評価方法のポイントは、機能的評価と感覚的評価を対応付けるために、機能的項目として3種類のカテゴリーを導入したことである。そこで本報告では、このカテゴリーとユーザのソフトウェア使用感覚との対応関係を調べるため、感覚評価に対する統計的な数量化を行い、評価方法の妥当性に対する検証を試みた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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