NOAA衛星画像処理の並列化 : センサー較正

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概要

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NOAA衛星から受信できる地球表面の画像は、様々な研究分野において貴重な情報となる。しかし、受信した画像の利用のためには、地球が球体であることに起因する歪みの除去、センサの較正、海岸線の付加などの補正処理が不可欠である。扱うデータが大規模(1シーンあたり100MByte程度)であることが、NOAA衛星画像の1つの特徴であり、その補正処理のためには大量の計算とI/Oが必要となる。データの即時的な利用のためには、この補正処理を高速に行なえなければならない。現在は大型汎用機上でPL/Iにより記述されたプログラムにより処理を行なっているが、ユーザの即時性への要求を十分に満たすことはできない状態にある。そこで並列処理の導入、アルゴリズムの改良によって補正処理時間を短縮すべく研究を行なっている。本発表では、並列アーキテクチャ(共有メモリ型マルチプロセッサ)のマシンへの処理プログラムの移植について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15

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