UNIXワークステーションによる高可用性システムのデータ複製機構

概要

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近年のコンピュータのダウンサイジングの流れの中で、UNIXワークステーション上においてデータベース等のビジネスアプリケーションを利用する傾向が増大しつつある。このようなビジネス分野での利用においてはシステムの信頼性、可用性が強く求められるが、一般にはUNIXワークステーションシステムはそれに応えられるものではない。システムの信頼性を高める手段として、ハードウェアに冗長性を持たせたフォルトトレラントシステムを利用する方法がある。このようなシステムは専用のハードウェアを必要とすることなどにより高価なものとなる。一方で、冗長性の付加を複数のワークステーションを高速なネットワークで接続することによって実現する方法について研究、開発が行なわれている。個々のワークステーションの信頼性が低くとも、システム全体ではデータベース等のサービスを高可用度で提供する。このような高可用性システムは、より安価な高信頼システムの一形態として期待されている。我々はこのような、特殊なハードウェアを使用しない高可用性システムの構築を考案中である。本論文では、高可用性システムの一部であるネットワークを用いたデータ複製機構について提案する。
社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

UNIXワークステーションによる高可用性システムのデータ複製機構

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