New-SWB 大規模リアルタイム・ソフトウェア開発環境
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東芝府中工場では、汎用大型計算機ACOSのTSS環境の下で産業用ソフトウェア生産支援システム(SWBシステム)を構築・運用して約10年が経過した。この間、SWBシステムの利用により計算機システムの大規模・複雑化とソフトウェア生産量の拡大に対応し、生産性向上に大きな効果を上げてきた。しかしこのSWBも、世の中のパソコンの普及とその機能の向上や、ネットワーク技術の発展などの計算機環境の変化に伴って、(1)汎用計算機ACOSによる集中処理方式のためターンアラウンドが長い、(2)マンマシン・インタフェースが旧式である、などの問題が表面化していた。 このような背景から、当社EWS(AS3000シリーズ)およびラップトップ・パソコン(J3100シリーズ)をソフトウェア設計者のワークステーションとし、それらをネットワーク(LAN)で接続した、分散処理環境下でのソフトウェア生産支援システム(New-SWBシステム)への移行を現在実施している。本発表では、このシステムのねらいと、どんなハードウェア/ソフトウェア構成でシステムを構築しているかについて説明する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
山本 修一
(株)東芝府中工場
-
小野 律太
(株)東芝 府中工場
-
吉崎 浩二
(株)東芝 府中工場
-
吉崎 浩二
株式会社トプコン 技術本部 S&s推進部
-
山本 修一
(株)東芝府中工場技術・情報システム部ソフトウェア生産技術開発担当
関連論文
- EMS上のオブジェクト指向GUIの実現例
- EWS上のマルチ・ダイアグラミング・ツールの実現例
- ソフトウェア開発・生産環境のフレームワーク
- New-SWBを利用したソフトウェア生産
- WorkDesk : New-SWB利用者インタフェース
- New-SWB 大規模リアルタイム・ソフトウェア開発環境
- ソフトウェア設計技法とツ-ル (ソフトウェア生産技術)
- 1C-8 STMEpjによるソフトウェア品質改善の推進(3) : 静的解析で得られたデータの分析結果
- 1C-7 STMEpjによるソフトウエア品質改善の推進(2) : プログラム静的解析センターの運用
- 分散形総合計装システムのエチレンプラントへの応用
- 3.4制御ソフトウェアを対象としたCASEの現状と動向 (CASE環境)
- 1C-6 STMEpjによるソフトウェア品質改善の推進(1) : ソフトウェア品質改善の基本構想
- 中・小規模プロセス向け計装制御システム
- 新装なった上下水道向け監視制御システム (水道電気計装設備)
- 産業用ソフトウェア生産支援システム (ソフトウェア生産技術)
- 水道プラントのミニコン・マイコンネットワ-ク (ネットワ-ク応用システム)
- 水道施設の運用管理技術 (システム制御技術)