頭の動きを許容する視線検出装置の一検討
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概要
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視線の動きは人間の意志を反映しているため、これを検出し、ヒューマンインタフェースに利用すれば、より使い易いシステムの実現が期待できる。そこで、我々はこのアプローチとして、非接触な視線検出法と視線のインタフェースへの利用法について並行して検討を進めている。後者は最終的には前者を用いて評価すべきであるが、非接触視線検出法の開発には時間がかかるため、視線利用法の検討には、現在、アイカメラを用いている。ところで、従来のアイカメラでは被験者へ装置を装着することに加えて、頭部を固定する必要が有り、被験者に加わる負担が大きい点に問題がある。そこで、本稿では、3次元磁気センサを用いて顔の動きを補正することにより、頭部を固定せずに、ディスプレー上の注視点を表示するシステムについて提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
小林 幸雄
(株)ATR通信システム研究所
-
伴野 明
(株)ATR通信システム研究所
-
伴野 明
株式会社atr通信システム研究所
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小林 幸雄
Nttヒューマンインタフェース研究所
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飯田 宗夫
(株)ATR通信システム研究所
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