Common Lispサブセットの試作
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概要
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近年のLISPの応用範囲の拡大に伴って、LISPの使える環境の整備及び拡大が求められている。最近のマイクロプロセッサの発達によって、パーソナルユースにおいても32ビットのプロセッサが使われるようになることが予想され、より広い分野においてLISPの使用が今後本格化してゆくと思われる。当社では今年32ビットの汎用マイクロプロセッサとしてV60を発表した。V60は、広いセル空間と十分な実行速度のLISPを提供することが可能なプロセッサであり、V60上にLISPを実現することでLISP分野のニーズに効果的に対応することができると思われる。またV60は32本の汎用レジスタ、豊富なアドレッシングモードを備えており、効率的なリスト処理が可能なアーキテクチャでもある。そこでV60をターゲットとするLISP処理系を試作することにした。この試作ではLISPの関数を網羅することよりも、自己拡張が容易なカーネルを提供することを第一に考えた。本論文においては、このLISPシステムとその中核的存在であるコンパイラの構成法について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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