マルチメディアを用いた語学学習に関する評価実験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
いわゆる視聴覚教育というものは古くから行なわれていたが、近年、コンピュータの普及が進み、学習にマルチメディアを利用するという機会も増えてきた。そこで本研究は、学習に効果的なマルチメディアの用い方について、学習者の認知的側面からみた実証的研究により、明らかにすることを目的とする。まず、新しいメディアを追加することによる、学習への効果を検証する実験として、長文読解における音声の影響に関する実験を行なった。これは、長文読解の際、文字のみで提示し黙読させる場合と、文字を提示しさらに読み上げる音声を聞かせる場合とで、理解度や印象に差異があるかどうかを比較するものである。次に、マルチメディアを用いた語学学習に関する印象を、16項目について学習者に7段階評価してもらい、その結果をもとにどのような要因が作用しているかについて検証した。又、実験のプラットホームとして、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで稼働しているマルチメディア語学学習システム(MALL)を用いた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
関連論文
- マルチメディア語学学習環境の開発と評価
- 印象派絵画の統計的解析
- マルチメディア語学学習環境MALLの開発と利用の現状について
- モバイル&ユビキタスインタフェース
- 感情表現が可能な合成音声の作成と評価 (ヒューマンインタフェースとインタラクション)
- 遠隔プレゼンテーション支援システムの試作
- マルチメディアを用いた語学学習に関する評価実験
- 心的回転を利用したインタラクティブな描画学習支援環境
- ユニバーサルデザインとインタラクションデザイン(第15回 社会と情報に関するシンポジウム「ユニバーサルな社会とそのデザイン」)
- 身障者用トイレとそのシンボルにおけるバイアフリーの考察(バリアフリーインタフェース)
- 能動的タグを利用した実世界指向探索システムの研究