PVAフィルターの空気中雑菌の捕集効率について

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概要

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PVAフィルターによる空気中の菌の捕集効率を二通りの方法によって測定した.供試菌はSerratia marnescensを用い, これの既知濃度の懸濁液をPVAフィルター入口の無菌空気中に噴霧し, フィルター出口の菌の捕集計測方法として, 小型のPVAフィルターでは通常のミリポアフィルターを使用した.大型のPVAフィルターではフィルター出口の空気を発酵槽内の無菌培地中に通気し培地に捕集された供試菌の増殖速度から初期菌数を推算する新しい方法を試みた.実験に用いた空気中の菌濃度範囲は1.2×10^4〜8.3×10^<10>/m^3,空気線速は25.5cm/sec, 44cm/secで上記の二方法によるPVAフィルターの捕集効率は99.9999%以上であった.
社団法人日本生物工学会の論文
1972-06-25

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