炭化水素醗酵槽内の油滴平均径
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概要
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炭化水素醗酵槽内の油滴径を調べる目的で, 径20cmの撹拌槽と, 径10cmおよび20cmで, 液深がともに110cmの二つの気泡塔を用いて, 水の中にケロシンを分散させ, 油の体積分率のほかに, 撹拌槽では撹拌機回転数, 気泡塔では空気空塔速度を変え, 顕微鏡写真により, 油滴の平均径を求めた.一定の油の分率については, 撹拌槽でも気泡塔でも油滴径は, 液相の単位質量に加えた動力で相関することができるが, 同一滴径に対する気泡塔の所要動力(通気量と圧損から求めた)は撹拌槽のそれの約1/3である.また油滴径は油の分率とともに増大する。油滴径におよぼす動力と油の分率の影響を, 滴の分散と合一とを考慮して, 理論的に考察した.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1971-03-25
著者
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