数種の植物ホルモン処理がオオバヤシャブシ(Alnus sieboldiana)の伸長成長と花芽分化に及ぼす影響
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概要
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花芽分化前のオオバヤシャブシ(Alnus sieboldiana)にジベレリン(GA_3,GA_4), IAAおよびBAPを葉面散布し, シュートの伸長成長および花芽分化に及ぼす影響を調査した。ジベレリン処理では, GA_3(100 mg・L^<-1>)は著しく伸長成長を促進し, 花芽分化を完全に抑制したが, GA_4(10 mg・L^<-1>, 100 mg・L^<-1>)は伸長成長, 花芽分化のいずれについても影響を及ぼさなかった。この結果からオオバヤシャブシでは花芽分化期に伸長成長を促進すると, 花芽分化が抑制されることがわかった。また, オオバヤシャブシの伸長成長に関与する内生ジベレリンは早期13水酸化経路を経由するGA_sである可能性が推察された。高濃度のIAA処理(500 mg・L^<-1>)は伸長成長を抑制した。BAP処理は伸長成長および花芽分化には, ほとんど影響を及ぼさなかった。
- 2000-11-16
著者
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