生長曲線の検討
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概要
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RICHARDSが植物の生長を説明するのに有用であるとした関数の一般式をY=K(1+be^<-r(a+t)>)^h, b : +1,-1とし, bの値とhのとる領域によって四つの形に分解した。h→±∞ではGOMPERTZ曲線, h→-0では指数曲線となる。hが正の領域をgeneral MITSCHERLICH式, 負の領域をgeneral logistic式と名づけた。母数はテーラー展開の1次微分までを利用した最小2乗法によって最尤推定量を求めた。この推定では二つの模型を仮定した。一つは式の変換をしない模型Iであり, 他方は対数変換をほどこした模型IIである。対数変換を行なった模型を使用するにあたってはランダム誤差項eの検討を行なった。実際のあてはめにはスギの樹高と胸高直径生長, スギタマバエの羽化曲線, キュウシュウノウサギの体重成長と体の2器官の相対生長, マツノザイセンチュウのシャーレ内での個体数増加を使った。このうちマツノザイセンチュウについては模型IIを使用した。
- 1979-09-25
著者
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