Cistella japonicaを接種したヒノキ樹幹の二次師部における傷害樹脂道形成の経過
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概要
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ヒノキ漏脂病の病原菌Cistella japonicaを樹幹に接種後, 5年間定期的に傷害樹脂道の形成状態を観察した。3月に接種した場合には2か月後から樹脂の流出が開始したが, 3か月後の6月には二次師部のおもに前年生じた年輪内に多数の成熟した傷害樹脂道の形成を認めた。多量の樹脂の流出が継続する患部では, 各成長期の終了後には傷害樹脂道は二次師部の調査前年または当年生じた年輪内までに形成された。樹脂流出が停止した場合には, 停止した当年または次年以降に生じた年輪内に傷害樹脂道の形成を認めない患部と形成が継続する患部があった。
- 日本森林学会の論文
- 1999-08-16
著者
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