マツ類葉枯病
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概要
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マツ類葉枯病は1913年わが国においてその発生が最初に認められ、第二次世界大戦後「拡大造林」のためのアカマツ、クロマツの育苗の推進に伴って西南部の苗畑で大発生した。一方、1960年代以降アフリカとアジアの諸国では各種マツ類の育苗・造林の推進に伴って本病発生の報告があいつぎ、とくに導入樹種であるラジアタマツなどでは苗畑ばかりでなく若齢造林地でも激害が生じた。本病についての研究は主としてわが国において行われ、病原菌の分類学的所属、生理的性質、培地上における分生子形成、各種マツに対する病原性、および生態的性質、また本病の防除法が究明された。
- 樹木医学会の論文
- 1998-09-30
著者
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